
武道は「矛を止めるの道」と書きます。心身統一合氣道が相手と争って勝つ武道ではないというのは、この字が持つ意味と合致するところです。
心身統一合氣道は、まず始めに正しい姿勢を学びます。心の姿勢が身体の姿勢をつくっています。
心が落ち着いていれば、身体も自然に落ち着きます。心が安定すれば、身体も自然に安定します。
これを「
不動心不動体」と言います。
自分自身の心と身体が安定しているから相手の心を知って導けるのです。

自分に心があるように、相手にも心があります。
自己中心的な心で合氣道の技を行うと、相手の心を無視し、相手を痛めつけ無理に投げようとしてしまいます。
そうれば必ず相手の心は反発し、合氣道の技はまったく利きません。日常生活におきかえても、自己中心の心が人を動かすことはできません。

「相手を導く」というと相手の機嫌を取ることのように考えがちですが、十人いれば十人それぞれの個性があり、その全てに自分の心を合わせることは不可能です。
これは「人の氣に合するの道」と言えます。
一人一人が天地を基準にするとき、自分が何をすべきかを正しく理解することができるのです。